ニューツーリズム


2017
年の台北市桃園空港と佐賀空港との直通便も就航に加え、2022年には九州新幹線西九州ルートの新設の予定もあり、嬉野市での観光客の増加が見込まれる。訪れた観光客に嬉野の魅力をいかによく知ってもらい、旅の満足度を上げるか。「ニューツーリズム」という言葉に注目が集まっている。

「ニューツーリズム」とは何か。

従来の「観光」がヒット商品やスポットを目当てにしていた物見遊山の観光旅行であるのに対し、「ニューツーリズム」ではテーマ性が強く、体験型・交流型の要素を取り入れた新しいタイプの旅行のことを指す。すなわち「一度来て終わり」の観光旅行ではなく、継続性や地域内循環性を実現するために「ニューツーリズム」という新たな観光のスタイルの必要性が叫ばれている。

どういうことか。御存知の通り、嬉野の魅力は枚挙にいとまがない。数百年の伝統を持つ嬉野茶の奥の深さ、浴衣姿で出歩く温泉街の情緒、さらには独特の味わいを持つ「肥前吉田焼」。それらをただ単に消費してもらうだけでいいのだろうか。市とともに魅力あるまちづくりに取り組む嬉野創生機構では新たに「ニューツーリズム」の事業に取り組む。

具体的に掲げるのは「日本ならではの新たな“癒やし”のツーリズム」。豊かな自然、お茶、食材、さらには最先端医療も組み合わせ「癒やしを求めてくるなら嬉野」というブランドを国内だけではなくアジアの観光客が幾度も訪れたくなるようなツアーを考案する予定だ。

目指すのは「メディカルツーリズムの更に先。「ネイチャー」「ヘルシー」「ビューティー」「ヒーリング」など様々なテーマを持たせた「ツーリズム」を提案する。

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