茶畑を味わう「天茶台」

眺望スポットとして知られる「立岩展望台」近くにある、副島園の茶畑には、10畳ほどの木製の平台が設置されている。嬉野の市街が一望できるその台は「天茶台」と名付けられ、不定期で来客をもてなす茶会が開かれる。

産地ならではのもてなしの一つとして、嬉野市の有志を中心に試験的に始まったプロジェクトだ。茶をシャンパングラスなどに注ぎ、茶師が自ら供するお茶会は、参加者の評判も良い。

 その土地の風や土、日差しを感じながら、茶畑で飲むことで、より深く五感で茶を味わうことができる。畑に板を置くというシンプルな試みではあるが、体験者の満足度は高く可能性を感じさせる。景色を見るだけにとどまらない次世代型観光を志す試みとして今後も注目していきたい。

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